『ELLE a table』に掲載されたcoQere(コクエレ)@西小山さんに行ってきました。
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coQereとは、ラテン語で「料理人」という意味なのだそうです。

お店はテーブル3卓とL字型のカウンター8席のみ。
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訪れた日はグループ客の予約があったので、テーブルはくっつけられてひとつになっていました。

オーナーシェフ柘植和志氏は、広東料理「兆明」を経て、25歳で中国西安・四川料理「鐘楼」(じょんろう)の料理長、西麻布の「SAITS」(サイツ)料理長、大崎の「香港食卓」(ホンコンテーブル)の料理長を経て、33歳で独立したのだそうです。

さてさて、楽しみ♪


1杯目は生ビールで。
まずは「前菜盛合せ」1300円を注文。
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前菜の盛合せのお得感で、その店が結構わかるもんなのです♪
今回の盛合せの内容は、レバーの燻製、生ソーセージ、押し豆腐、ポテサラ。

レバー大丈夫ですか?」とシェフがあらかじめ聞いてくれました。
自分でも好きでいろいろ燻製を作っていた時期があるので、
レバーって、臭みがでたり硬くなったり意外に大変なのですが。
これは美味しかった!!

押し豆腐は、押し出して麺のようにした豆腐。
山椒、胡麻油などと炒めてあり焼きそば感覚でも楽しめる。

生ソーセージは食感がソフト、口のなかでホロッとほどけて旨味を感じられます。

ポテサラは、ホントは付いてないらしいのですが(笑)、サービスで。


うん、美味しいです♪
でも中華感は・・・あまり無いかな?



自分の好みである、すっきりしたお酒、というリクエストに対して、用意してくれたのは、
初亀 急冷美酒、くどき上手 ばくれん、千代の光 真。
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鳳凰美田のいちご、ゆずなどが置いてあるのから見ても、間違いなく、かがた屋ラインですね。


静岡県人の我々は、迷わず初亀を選択。
2人なので1合(は入ってないな)を選択。
お燗するときの錫の入れ物で出てきます。

そして本日のおすすめ、という「蒸し鶏の椒麻(ジャオマー)ソース」1000円を2品目オーダー。
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ここのお店の椒麻ソースは、花椒など3種類の山椒と青唐辛子などを使ったと言っていましたが、痺れる!超激辛!!いや、痛い!!でも旨い! (笑)
一緒に入っているキュウリがもう少したくさん欲しかったが(笑)完食!


2杯目のお酒は、くどき上手のばくれん を選択。
3品目、「名物!茄子のカリカリ揚げ 焙煎山椒風味」1000円
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「早めに召し上がってください」とアドバイスあり。
ネギ、鷹の爪、山椒、胡椒。 スパイスを効かせた味つけ。
見た目、フライドポテトのような茄子がサクサク。
白くサクサクに揚げるのが技みたいなのだ。まわりに何を付けて揚げているのだろう?
おつまみとして評価高し。


3杯目のお酒は、美丈夫のうすにごり。発泡感があります。
4品目「海老と熟成チーズのオムレツ」1200円。
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最後に麻婆豆腐が控えているので、辛さ控えめな料理をチョイス。
えびがけっこうたくさん入ってました。


5杯目も、美丈夫うすにごり
そして、とうとう来ました! 「麻婆豆腐」1200円!!
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そそる赤色。この色からして、旨そう♪
花椒の辛さが伝わり、激辛の方じゃないのにけっこうきます。
ごはん合わせた方が食べやすいですよ、と言われたので、ごはん300円を追加。

以上の注文で、2人で15,000円をちょっと欠けるくらいだった。
予想より、ちょっと高めだった。

結論、中華のお店として料理はすごく美味しい!!
辛さも超好みで、また食べに来たいー!

だが、日本酒のお店としては、申し訳ないが、個人的には、いまひとつ。
①水が頼んでからしか出てこない。また、水道水をそのまま出しているのでかなりカルキ臭い。仕込み水とは言わないけれど、せめて浄水器を通したものとか。
②日本酒の瓶を見せない。保存に過敏になっているのかも知れないが、酒を楽しめない。
③値段が90CC 500円は、1合1000円ということ。急冷美酒なんて1升2000円しない酒だから5倍以上の値段付け。
④日本酒を入れる入れ物(錫)を、うちにはあまり数がない、という理由で替えない。しかも洗ってない。

 でも一番の原因は、この心地よい痺れる辛さと自分が好きなタイプの日本酒が合わない、ということなのかもなあ。
 安易に山廃のにごり出されるのも困るけど、「すっきりした酒」はちょっとハードル高かったか。

 自分の好みに合うかどうかもあると思います。
 ぜひ、行ってみてください♪
 

 それにしても。
 これだけの中華料理を作れるシェフが、どうして日本酒に興味を持ち、一緒に提供しようと思ったのか。
 そちらの方に、深く興味を持ってしまった。



   
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