• 21.開運 大吟醸生 90年1月
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    由紀の酒チームの坂田氏が急遽、波瀬正吉の平成10年古酒(98年3月)に合わせて、90年の「開運 大吟醸 生酒」を提供してくれることになりました。もしかしたら96年かも知れませんが、どっちにしろ波瀬杜氏のお酒には間違いありません。90年だとすると、28年前の生酒となる。僕が日本酒を本格的に好きになる前の、日本酒を好きにさせてくれた杜氏のお酒となるのは、興味深い。 
  • <データ>
    日本酒度+7、アルコール度数17~18度、90.1月
  • 追記:昭和60年のものを見たら、「二級」の文字が入り、昭和の年号での記載だった。日本酒の級別制度がなくなったのが92年(平成4年)なので、おそらく96年のものかも知れない。
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    #開運
    #波瀬正吉
    #生酒
    #古酒

    感想
    鳳凰美田、完熟したフルーツのような甘味ある香り、生クリーム様な香りを感じるが全体として軽やかに感じる。
    甘味と苦味、酸味が同包し、思ったより辛口の印象。しょうゆが入ると飲みやすく変わる。

22.伝承古式仕込 生酛 純米吟醸 山川草木 ‘原酒‘ 無濾過生酒 2003年 
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    では、生酒に合わせて、もう1本、生酒の古酒を。郷乃誉 純米吟醸 山川草木 原酒。

    ちなみにフツーの山川草木ではありません。
    かつて2003年8月に、山川草木の「原酒」が初めて発売されました。僕が見たのは、後にも先にも、その1回だけです。普通の山川草木よりも、アルコール度数が1度ほど高め。飲む機会を失って、15年が経ちました(笑)。以前、この山川草木の上に、純米大吟醸の無濾過生酒の27年古酒「松寿千年翠」が生酒で販売されて驚いたことがありますが、このお酒も27年、寝かせてみようかと思っていました。しかし、2度と出来ない新年会を目指しているので、思い切って、今回、出してしまいましょう(笑)! (知らない人のための「山川草木」豆知識)
    「郷乃誉」の酒造元・須藤本家は、文献で分かっているだけで、なんと1141年まで遡る。現在の当主は55代目の須藤悦康氏。
    「あるがままに」の意を込められて名付けられた。奈良県平城宮跡にて、炭化した1900年前の米が発見されたことを知ると、悦康氏は独自に「つて」を求め、その米を遺伝子レベルまで解析してもらい、ほぼ同じよう遺伝子構造を持つ200年前の種もみを入手した。これを3年の歳月をかけて、酒米として収穫するまでにこぎつけたのだという。以前、須藤社長に聞いたのだが、品種改良された現代のような稲ではない原生種なので、収穫率が悪いらしく、高い値段をつけてももうからないんだ、と聞いた。
    Ask-U.com日本酒に詳しく書いておいたのだが、閉鎖されてしまい、見直すことができずに残念。 <データ>
    アルコール度数16〜17度、2003.8月、古式伝承生酛造り、原酒

    感想
    乳製品様の香り、クリーム様の香りが主体。それに、こちらも生酒で15年寝かせてしまったためか、酢酸様、ビターチョコ様の香りを若干含む。
    しかし、味の方は生酛造りのためか保っていた。空気に触れると、アフターにコゲ臭をやや残す。
    このお酒も贅沢にもお燗にしてみた。アフターのコゲ臭など、熟成に伴う嫌な部分がかなり消えた。温度帯を合わせれば、もっとうまく飲める可能性あり。

    このお酒は、山川草木が30,000円だった時に原酒として33,000円で出た。当時7,500円だった花薫光(ヴィンテージ1993年)がアメリカの通常販売額で143万円であることを考えると、このお酒の価値たるや、いかほどとなるのか。
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  • 23.大信州 鑑評会出品大吟醸
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    平成27酒造年度の鑑評会出品酒。残念ながら金賞受賞は逃したが、前年度までは4年連続金賞受賞。昨年から山田錦を一切、やめてしまったので、大信州最後の山田錦と思われます。
    <データ>
    播州産山田錦35%精米、アルコール度数17度、2016.2月製造・瓶詰め、2016.6月HSDC(蔵出年月日)
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    #大信州
    #山田錦
    #金賞受賞酒

    感想
    きれいなめろん、リンゴ様の香り。バランスの良いあじで、含んだ時のあまみがきれいで抜けが良いところが好み。開封して1週間経つと、ややバランス崩してぼやっとする部分あり。
  • 24.磯自慢 大吟醸28 Nobilmente
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    Nobilmente(ノビルメンテ)とは「高貴な、上品な、気品のある」様子を表す音楽用語。『磯自慢 中取り純米大吟醸35 Vintage(ビンテージ)』『磯自慢 中取り純米大吟醸35 Adagio(アダージョ)』に続くプレミアム製品。今から30年以上遡る1983年、大吟醸という言葉はほとんど知られていない時代に、磯自慢酒造は大吟醸の製品化を開始。この『磯自慢 大吟醸』の製品化こそ、天保元年(1830)から続く磯自慢酒造の歴史の中で、大きなターニングポイントとなった。

    以来、「磯自慢と言えば大吟醸」という言葉を多くの日本酒ファンから受け、それを励みにさらなる高みを目指し精進して来たという。今、その当時の感謝の気持ちを思い起こしつつ、あらためて最高の大吟醸酒造りに挑戦。兵庫県の米産地の特A地区、東条秋津の山田錦を28%まで精白、この米を麹米・掛米ともに100%、贅沢に使用。約50日という時間をかけ丁寧に育てた醪を酒袋に詰めて上槽、余分な圧をかけることなくゆっくりと搾る。この上槽作業の1時間前、1トンの酒米に対し65リットルの純アルコールを添加。麹に潜む香気成分を引き出すことにより、フルーティさと透明感の増した仕上がりとなった。まさにNobilmente(高貴な、上品な、気品のある)の名にふさわしい、磯自慢の新しい大吟醸と自負しているとのこと。
    2016年5月、伊勢志摩で開催された先進7カ国首脳会談(伊勢志摩サミット)に先立つ、G7シェルパ(首脳の個人代表)会合の夕食会において、『磯自慢 大吟醸28 Nobilmente』が乾杯酒として採用され好評を得た。2008年洞爺湖サミットの晩餐会乾杯酒に採用された『磯自慢 中取り純米大吟醸35 Vintage』につづく2回目の栄誉となった。
    <データ>
    特A地区東条秋津産仮特上米AAA山田錦28%精米、日本酒度+6、酸度1.2、粕歩合68%、自社保存株(酢酸イソアミル系)、アルコール度数16~17度、No. 、日干しした雁皮紙(出雲和紙)をラベルに使用。

    感想
    若干甘味の香り、少し強め。カスタードクリームの様。
    甘さと、バランスを取る様に酸味を感じる。
    キレのある静岡酵母吟醸に、甘味をプラスした様な味ながら、後味引けていく。

    La Isojima、Nobilment、中取り純米大吟醸35を飲み比べた開封当初の印象では、一番バランス良く、磯自慢らしく感じた。
    感想甘味の香り、少し強め。カスタードクリームの様。
    甘さと、バランスを取る様に酸味を感じる。
    キレのある静岡酵母吟醸に、甘味をプラスした様な味ながら、後味引けていく。