本日は、有馬、草津と並ぶ日本三大薬湯の松之山温泉に来ております♪


東京から新幹線で越後湯沢まで1時間15分。

まず越後湯沢の改装された蕎麦しんばし、で昼食。

IMG_1425

IMG_1430
IMG_1431
IMG_1432
IMG_1433
IMG_1435
IMG_1436

まかもこ情報にはあったが、

蕎麦しんばしさんのリニューアル、すごいな。

全然変わっちゃったな。建て直し?

以前より客入りもすごい。

美味しいのがばれちゃったな(笑)♪


子供が、どうしても鶴齢の雪玉を手に取って遊びたいらしく、何度もトライしていたが、東洋人とおぼしき店員のおばちゃんから

「これダメヨ!10万円ネ‼︎10万円!」

と釘を刺されていた(笑)。

IMG_1434

店主からよっぽど念押しされているのだろうか?

それにしても、ちょうど子どもの手の届く高さ。そりゃ言ってもムリだよ(笑)。


舞茸天ぷらと、煮卵は相変わらずの美味しさです!

IMG_1437

IMG_1429


そこからレンタカーを駅前で借り、松之山温泉へ。

1時間ほどで到着。



本日の宿は、玉城屋さん。
IMG_1482
IMG_1471
IMG_1441
IMG_1442
IMG_1443

4代目が2016年に東京から戻って来て2年、
酒匠の資格を持ち、新潟の日本酒を楽しんでもらう宿として生まれ変わっていた。(もちろんワインにもかなり力を入れています)
これは行かなくては。そう思ってだいぶ時間が経ってしまった。
そこへ、ジョエル・ロブションでも修行し、東京で7年連続で星を獲得しているレストラン・リューズで修行をを重ねた栗山シェフを招き入れ、ローカル・ガストロノミーとして挑戦をすると聞いて、行くことを決めた。

部屋は、お風呂付きの和洋室にしてみました。
2階のフロントから1階におりて目の前の部屋、憩101。
IMG_1447
IMG_1453
IMG_1449
この部屋、バリアフリー仕様ですね。
IMG_1522
IMG_1523
お風呂の入口へもスロープになってる。
IMG_1444
IMG_1455
IMG_1470
IMG_1469
ベッドサイドの照明に枡を使ってあったり、まさに酒の宿。
IMG_1460
IMG_1461
玉城屋のタオルも色違いで揃えてくれてかわいい。これなら間違えないかな?(笑)
IMG_1462
IMG_1463

さっそく部屋のお風呂へ。
広っ!部屋のお風呂、広っ‼️
IMG_1446
IMG_1466
蛇口もレトロなまま残してあります。
IMG_1467
IMG_1468
風呂爽快にて、風味爽快ニシテをいただきます(笑)。
緑がきれい。

脱衣所には、湿気がこもらないように除湿機を配備してずっと回してくれています♪
IMG_1521

1階には、この部屋と、大浴場しかありません。
IMG_1448
IMG_1451
IMG_1486
露天風呂もいいですが、自分には熱かった。女性の方はぬるくて良かったと言ってました。
IMG_1488
お風呂を出たところに、お水とハーブティを準備してくれています。グラスも冷やされ、配慮が行き届いています。

さあ、お待ちかねの夕食!
夕食は1階の食事処で。本当は、冷蔵庫の前にしたかったのですが、奥さんのお母さんがいるので窓際にしてもらいました。

まずはアミューズ。
IMG_1493
IMG_1494
反魂草(はんごんそう)に妻有豚(つまりぶた)のポークリエットを中に詰めてあり、仕事が細かい。
反魂草は、春菊に似た苦味がクセになる。初めて食べた。
美雪鱒(みゆきます)、カリフラワーのムース、山椒の実
美雪鱒は、アメマスとニジマスの交配種で、8軒の生産者と水産試験場が共同で掛け合わせ、数年がかりで色の良い大型のマスを開発し、平成20年に南魚沼地域のブランド川魚してデビューした食材。初めて食べたが、地元の食材をよく勉強してるよなあ。

切り干し大根のスープ(冷製)
IMG_1495
IMG_1496
切り干し大根の味がするのだが、これが冷製で美味いのよ。出汁が効いてるし、少しスパイスの効いたアフター。

鯵のマリネ、燻製クリーム、昆布出汁のジュレ
IMG_1498
IMG_1497
鯵は、刺身、下に茄子が隠れているが、燻製クリームとの相性が抜群!クリームにだけ燻製してるあたりが絶妙。

米粉パン(自家製)
IMG_1499
シェフが自ら焼いたそう。小さなまんまるの形が愛らしく、ごはん派のえび蔵もおかわりする美味しさ。

甘エビと玉ねぎのムース ふきのとう
IMG_1500
IMG_1501
玉ねぎの甘味、甘エビのジュレ?ふきのとうのほのかな苦味が素晴らしいアクセント。
4代目が、酒単体だと飲みにくかった「白瀧 純米吟醸山廃仕込みを合わせると面白いですよ!」と進めてくれ、試してみるとこの玉ねぎのムースとぴったりで、みるみる酒が進んだ。

ホタテのソテー かきのもと
IMG_1502
IMG_1503
かきのもとという菊科の植物を使った鮮やかな緑色のソース、ホタテのソテーの上に、玉ねぎ?っぽい野菜を刻んだものをバルサミコ酢のような味で混ぜたものが少量、上に載っている。うすくタテにスライスされたキュウリとともに夏らしいさっぱりとした味。
村祐の夏の生酒がバルサミコ酢もサッと流し、合う。

真鯛のソテー スープドポワソン
IMG_1504
IMG_1505
焼いた真鯛をスープ仕立てにしてあるが、香ばしい皮目とこのサフラン仕立ての魚介のスープが良く合う。

妻有豚 越乃紅のポーク
IMG_1510
IMG_1511
この松之山温泉のあたりには「湯治豚」という温泉に2時間つけた豚肉が名物としてある。これはこれで良いのだが、松之山温泉は高温のため、火が通りすぎる心配があるらしい。
今日出された豚は、なかなか流通しない妻有豚の中でも特に優れた熟成肉である「越乃紅」を使用し、低温調理ふうだが、「こっちの方が絶対、美味しいから!」とシェフがこだわりを持ってフライパンで作り上げたものとか。
あまりの柔らかさに、フライパンでこんなに柔らかく仕上げられるの?と驚くレベル。

実は追加料金となるのだが、新潟和牛のもも肉ローストがスペシャリテとしてあるというので、奥さんと奥さんのお母さんはそちらに変更してもらった。
IMG_1513
IMG_1512
見た目にも鮮やかな赤色に仕上げられたもも肉も、とても柔らかく、赤身の旨さを存分に楽しめた。

実は、このお肉を出す前に、付け合わせの新潟産グリーンアスパラを見せに来てくれました。
北海道・北見産にも負けない立派なグリーンアスパラでびっくりでした。これがまた美味しい。
IMG_1506
IMG_1507


杏仁子(あんにんご)のかき氷
IMG_1515
4代目のお父さんが5年前に取ってきて果実酒にしたウワミズ桜のつぼみを、シェフがかき氷(グラニテ)にしたもの。果実酒のほのかな風味がたまらん口直し。

シェフが摘んできた野生のミント、蜂の巣に見立てたシュガークッキー、はちみつのアイス
ヨーグルトムース
IMG_1516
IMG_1517
全てが渾然一体となった時に絶妙な旨さのハーモニーを醸し出す。表現がだんだんミスター味っ子の味皇様みたいに大げさになってきてしまっているが、本当に美味しい。
甘いものがあまり得意ではない我々が完食してしまった。

19時30分の遅いスタートにしてもらったのだが、食べ終わるたのが22時30分。
チミケップホテルの渡辺賢紀(わたなべまさき)シェフの時にも思ったのだが、本当に美味しい料理って、3時間も食ってるのに、食べ終わった時にちょうど良い!って思っちゃう。胃腸はむしろ食べ始める前よりも調子が良くなってる感覚があるんですよね。
その証拠に、朝早く起きてしまって朝風呂に入ってるのだけれど、5時にはもうお腹が空いている。朝食9時にしちゃったけど、遅かったかな(笑)。

そんな料理には、たっぷり日本酒が欲しい。
いろいろお酒を楽しむことを目的にあえてお料理との相性は考えず(ペアリングコースはまた別にある)、9種類の地酒(約3合程度)を出してくれる「のんべえプラン」をチョイス。2人で頼んだら18種類出してくれるというところが嬉しい。
IMG_1489
IMG_1491
IMG_1492
本来なら熟成酒は出さないで提供する方針らしいのですが、なぜかいくつか熟成酒も出してくれました。
シートにお酒の種類を全部記入してあり、これが全部、その都度、手打ちして作るのだそうです。
席に着くと、色々な器ですでにお酒が注がれ並べられていた。
欲を言うと、飲用温度帯がもっと低い方が良いと思われる酒もあり、温度が上がってしまっていたのが惜しい酒もあった。まあ、これは我々が時間よりも遅れて行ってしまったのが悪いせいもある。
敷いていたシートをもらって良いか聞いたところ、新しく打ち出して帰り際に渡してくれた。
こうした気配りも嬉しい。

1.イットキー It’s the key
熟感のある香り、甘味酸味、温度もっと冷えてた方がいい、香り出ないグラスのほうがいい。

2.巻機 大吟醸 鑑評会出品酒
適熟、温度帯もこれでよし、甘味の厚みある押し出し強い。

3.Takachiyo純米大吟醸 山田錦 限定酒 精米歩合38%
生熟成の香り、フルーティ、甘味のバランスがいい、人気わかる

4.Domaine ikazuchi越の鶴 大吟醸2018
香りかなりフルーティ、グラスがワイングラスのほうがいい、バランスよく好き

5.村祐 夏の生酒
イチゴ様のフルーティな香り、夏酒らしいすっきりさ。もう少しキンキンに冷えていた状態から飲みたいが、この温度帯も悪くない

6.久比岐 和希水 純米酒
純米酒らしい香りも、落ち着きありバランス良い。

7.七代目 純米吟醸 生貯蔵酒
落ち着いた味、お燗でも良いか。ヒケがよく、食中として良い。

8.北雪 JINKURO
熟成香、味はok甘味の押し出しありはばを感じさせる

9.松乃井 純米酒 女の辛口Summer Dry
バランスよく、味幅を感じさせずに旨味を主張する旨さ。好きな味

10.あべ 緑 純米吟醸原酒 五百万石 新潟G9酵母オーガニックっぽい苦味の香り、甘味、酸味のバランス、甘味強め

11.じゃんげ 純米吟醸おりがらみ辛口生
香り少し華やかで高め、酸味高いもバランスよし、余韻長い、1杯で十分か。生原酒か。

12.白瀧 純米吟醸山廃仕込み
コックリした香り、甘味、山廃とは思えない、お燗を試して見たいか。

13.伊乎乃 Iono純米吟醸
薬草っぽい香り。苦味あるもバランスよく食中向き

14.恵信 純米大吟醸無濾過原酒 壱火入れ
かなり色が付いている、甘味を感じるものバランス良しアフターに、苦味あり

15.鶴齢 特別純米無濾過生原酒 雄町
最初だけ一瞬、生熟の香りを感じ、そこからフルーティな香りが起きてくる、甘味のバランスがふくらみ・おさまりがもう全国レベルの酒を感じさせる。

16.あべ 純米大吟醸おりがらみ2016
酸っぱい、自然な甘みでおもしろい

17.邂逅 思 純米大吟醸2015
フルーティにくもりあり、お燗でも良いかも。2015年でこの味はすごい。

18.鶴齢 玉城屋 純米大吟醸 熟成原酒 越淡麗2014
熟成感は感じるも、バランスいい、過冷却で飲んだら美味しいかも。苦味の尖り残るも素晴らしい。甘味の香り、バランスよく飲めるが、アフターで少し苦味の残りありが、熟成を感じさせる。

追加:亀の翁3年熟成プラス自家熟成1年、〆張鶴 大吟醸 金、鶴齢 大吟醸生原酒
IMG_1509
IMG_1508

置いてある酒の限定さといい、この料理の抜群の旨さといい、ヤバいレベルですね。
IMG_1518
奇をてらうこと無しに、日常の延長上に新しさを感じさせる。こうした可能性って、食材の旨い地方、ローカル・ガストロノミーに圧倒的に高いと思う。
日本酒って、絶対、じっくり飲んだ方がいいと思わない?
いや、日本酒って、いいっしょ?
もうオレから5点やる!(いらないと思うけど。)

追記
部屋に戻ると、冷えたお水が用意されていました。
よく飲んだ後は喉が乾くもの。配慮が行き届いています。
我々は、経験から自分たちで水買って用意してましたが、こういったおもてなしが本当によく考えられています。

追記2、なんと12年前の玉城屋に泊まっていたことが判明。
越後妻有トリエンナーレを見に行った時の宿として宿泊してました。
酒の宿になるまえでしたご、この時も日本酒飲み比べ(6種類)やってました(笑)。IMG_1619
IMG_1620
IMG_1621
IMG_1622
IMG_1623
IMG_1624
IMG_1625
IMG_1626
IMG_1627
IMG_1629
IMG_1628
IMG_1630